手っ取り早くイーサリアムマイニングを始めたい!
とりあえず、手っ取り早くマイニングを始める手段のひとつとして、「NiceHash」を使う方法がありますが、以前の失敗も踏まえてもう少し短期間で手元のウォレットに送金できるプールを使う方法を模索していました。現在は「nanopool」でZcashを採掘していますが、今回はマイニング通貨の代表選手として名高い「Ethereum(イーサリアム:ETH)」を設定してみたいと思います。
イーサリアムは、国内のほとんどの取引所で取り扱われている上に、最近話題のICO用の通貨として注目を集めています。将来的に、Zcashのような匿名送金のほかにも、通貨以外の台帳として用いられる予定があり、将来性の高い通貨であることも人気の理由となっています。
nanopoolの払い出しのタイミング
プールは「nanopool」のイーサリアムプールを使ってみます。ここのプールは0.2ETH(2017年1月時点で2万7000円ほど)貯まれば自動で払い出されます。NiceHashでは、少額の出金の場合に毎週金曜日まで待つ必要がありますが、nanopoolでは土日祝日も含めて毎日払い出されるのが魅力です。
Windowsで設定をはじめてみる
手元にちょうど余らせていたゲーミングノートがあったので、とりいそぎ、Windows 10で設定をしてみました。GeForce GTX1060搭載なので、Radeon RXシリーズに比べて採掘効率は落ちますが、そこそこ掘れるのではないかと思います。まずは、採掘に使うソフトの入手。今回は、nanopoolでのイーサリアムマイニングで推奨されている「Genoil」というCUDA(GeForce用の演算機能)対応のマイナーを使ってみました。GTX1060でなくても、CUDA対応のGeForceなら何でも使えるはずです。Genoilは、以下のリンクからダウンロードできます。
Genoil Minerの配布サイト: ダウンロード(Genoil Miner v1.1.7)
上記からダウンロードしたZIPファイルをすべて展開し、できたフォルダーを「PC」→「Cドライブ」などにコピーして開きます。ここで、フォルダーのパスをコピーしておきます。パスとは、ファイルがあるフォルダーの位置のことです。
上の画面の赤枠の位置をクリックして、表示されている「C:¥ethminer-0.9.4.1-genoil-1.1.7」と書かれている文字をコピーしておきます。
次に、「start_cuda.bat」を右クリックして「編集」をクリックします。
メモ帳が開くので、編集していきます。
冒頭に,先ほどコピーしたパスを貼り付け、半角の「¥」を書き足します。この「¥」は、以下の文字のファイルが、フォルダーの中にあることを示しています。
赤枠には、自分のイーサリアムウォレットのアドレスと、メールアドレスに書き換えておきます。以上で設定は完了です。早速「start_cuda.bat」をダブルクリックしてみましょう。しばらく待って、こんな表示になっていれば採掘が始まっています。
ゲーミングノートに外付けGPUのGTX1080を接続しておきましたが、両方とも正しく動いている用です。合わせて40MH/s程度のハッシュレートとなっています。
ちゃんと採掘されているかを確認
採掘されているかを確認するには、nanopoolを確認します。下記のアドレスの「xxxxxxxxxx」の部分を自分のウォレットアドレスに置き換えて開いてみましょう。
https://eth.nanopool.org/account/xxxxxxxxxx
マイニングをはじめてすぐは、エラーが表示されてしまいますが、10〜20分後に確認すると、こんな画面になっているはずです。
画面を下のほうにスクロールさせて「Calculator」をクリックすると、おおよの収益予測が表示されます。
1日あたりでおよそ0.002ETHなので、うまくいけば100日ほどで払い出されると思います。1カ月あたりだと、およそ76.532USDほどですね。最初は精度が低く、少ない値が表示されますが、半日ほど時間をおけば徐々に上がってくると思います。
ひとまず、今日はここまで!
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